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MBAの授業を紹介、第二弾!今回はケーススタディーの醍醐味となる授業を紹介!

MBAの授業を紹介、第二弾!今回はケーススタディーの醍醐味となる授業を紹介!

前回に引き続き今回もIESEの授業を紹介していきます。今回はケーススタディーの醍醐味である Analysis of Business Problemを紹介すると共に残りの授業も紹介していきます!

Analysis of Business Problem

Case Studyが一番適した授業。ファイナンスやマーケティング、その他複数の利害関係が絡んだ中で最適な意思決定をするにはどうすれば良いか、ケースごとに考えていく授業。具体的には、金繰りに窮したスペイン中小企業のオーナーが銀行に頼んでファイナンスして事業を継続するか、もしくは事業を売却するかの判断の際に、家族の事情・従業員の事業・自分のビジネスに対するMotivation・将来のマーケット予測など、あらゆる視点からケースを分析していく。ケースの最後に最適な意思決定が示される訳ではなく、様々なシナリオを考えて自分なりの解を考えなければならない。そのため、問題解決に向けた思考法を徹底的に頭に叩き込まれます。もう少しカッコよく言えば、真の課題を発見する為の多角的な視点、定量面及び人間の深層心理にも基づいた問題分析と意思決定方法、複数の利害関係を考慮したシナリオ策定等について学習する授業。授業が後半になってくると、他の授業で学んだ知識ともリンクさせながら議論を深めていくことができるため、より学びが深くなっていく。このように授業は非常に考えさせられるため、予習もその分多くなりかなりのWorkを必要とします。

Marketing

Analysis of Business Problemほどではないけど、Case Studyがかなり適した授業。実際の事例を通じて、5Cや4P等のフレームワーク、価格設定方法等、マーケティングの基礎を学んでいく。具体的には、あるクレジットカード会社がすでにあるカードのブランドに新しいランクのカードを導入する際に、ターゲットとなる顧客層はどう設定するか、その顧客に対してどのようなメンバーシップの特権を付け加えるか、カードの他のランクと顧客を奪い合うことにならないか、競合他者とどのように差別化するか等、理論的な授業ではなくケースでなければ出てこないような論点も考えさせられます。自分はマーケティングについては素人なので、どのケースも新しい発見があり非常に楽しい一方、個人的に理論を学んだ方がいい部分もあり(例えば5Cや4Pなど)、時間があれば参考書を何冊か読みたくなる授業でもあります。笑

Decision Analysis

ビジネス上での意思決定に必要な統計学の授業。Case Studyで授業を進めていくものの、ほとんど理論的な話なので普通に理論の教科書を使って教えればいいのではないか、と思ってしまうことが多々あります。笑 具体的に学んでいくことは、Decision Tree、期待値、平均分散、PV、IRR等の計量手法の基礎等。コースの目的はこれらの手法をマスターして実際のビジネスの現場で意思決定者が陥りがちなバイアスを取り除くことです。また、Crystal Ballというソフトを用いモンテカルロシミュレーションも実践します。

Capital Markets

Accountingに続き、ケースメソッドでない授業。資本市場のメカニズムについて、マーケット参加者の視点から学ぶファイナンスの導入的な授業です。具体的には、株式、金利、クレジットなどに関する具体的な事例を挙げながら、金融のダイナミズムを学びます。金融機関出身者にとってはほとんど知っている内容で、また経済学部出身の人も概ね大学でカバーしている内容と思われます。また、毎回の授業の最初には、その日のFinancial Timeについてディスカッションし、市場では何が起きているのか、その背後にある理論は何かについて学びます。MBAという閉鎖的な中で、世の中で何が起こっているかキャッチアップするいい機会です。笑

 

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