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キューバってどんな国!? 実際に滞在してみての感想(キューバ旅行後編)

キューバってどんな国!? 実際に滞在してみての感想(キューバ旅行後編)

前回に引き続き今回もキューバの紹介。前回の投稿は写真ばかりでしたが今回は社会主義という特殊性・アメリカとの国交がない中どのような生活をしているのか等々、自分なりの視点でキューバの国内事情をまとめてみようと思います。

キューバの概要

キューバはフロリダから約150km南のカリブ海に位置しており、アメリカにめちゃ近いけれども国交はほぼ断絶状態。面積は日本本島の半分くらいで人口は1,100万人強であり、ヨーロッパ系25%・アフリカ系25%・混血50%程度の割合となっている。産業と言えるほど大きなビジネスはないが、主に観光・サトウキビ(ラム酒となる)・葉巻で外資を稼いでいる模様。そして、一番特出すべき点は社会主義であること。旧ソ連が崩壊する前は良かったものの、崩壊してからは経済が低迷しており人口の70%程度を占める公務員の給与は月30$程度と生活は逼迫している。

キューバ観光で有名な風景

サトウキビから作られるラム酒で有名はHavana Clubの工場

キューバのクラシックカーから垣間見る国内事情

キューバで非常に有名なのはクラシックカー!! 何故未だにクラシックカーが走っているかというと、国民が外国の車を購入しようとした場合には800%の関税がかけられ給料も低い中で外車を購入するのは不可能に近いため、旧ソ連時代に輸入した車を未だに使っているのである。単にクラシックカーがかっこよくて使っているわけではない。このように給料も低く生活が苦しいことからアメリカへ移住するキューバ国民も多くいて、アメリカで稼いでそのお金をキューバにいる家族に送金して生活をなんとかやりくりしているという事情もある。。社会主義による配給も減少しつつある中で、みんな生きるために必死であり、今回キューバのローカル・エリア(旧市街)のカサに滞在してみてその現実をまざまざと見せつけられた。

一般的なキューバの街並み

滞在したカサを紹介

キューバの一般的な食べ物。油で炊いた米と豆の煮込み。貧しいのですぐにお腹いっぱいになる奴隷食が中心。。

キューバの経済構造から見る生活事情

キューバが何故ここまで苦しくなったかというと、国として外資を稼ぐ力がないから。自国の産業がほとんどないため、輸出するものやサービスがほとんどない。そのため、例えば日本が車を輸出して外貨を稼いでいるようには、キューバは外資を稼げない。そこで何が起こるのかというと、海外のものを輸入できないため、主にキューバで生産できるもののみ国内で流通することになる(海外のものが輸入されたとしてもかなり高額)。しかし、キューバはそもそも産業がないため、自国でほとんどのものを作れない。したがって、キューバ国民は本当に限られたものしか手に入らず、また自然と昔のものを長年使い続けるし、食料に関しても自国で生産していないものはほとんど食べれない(キューバで生産していない野菜や果物はほぼない、そしてキューバは農業も全然盛んでないので、本当に限られた農産物しかない)。自分は日本にいて外資を稼いでいるって感覚なんか全くなかったし、その重要性も全く理解していなかったけれど、キューバという社会主義の国に来て自国で強い産業を持ち外国と貿易することがいかに重要なのかを知った。。

地元の生鮮マーケットの様子。品数は少なく新鮮でない。。

輸入された加工品を扱うスーパー。ちなみにスーパーは生鮮の販売を禁止されている。なので、生鮮を買うのはローカルマーケットのみ。

品数の少なく同じものが大量に販売されている。

棚に全く何もないこともしばしば。。

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