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今年も岩手県遠野市で滞在、自分が定期的に日本の田舎に戻る理由

今年も岩手県遠野市で滞在、自分が定期的に日本の田舎に戻る理由

昨年の6月、岩手県遠野市に町おこしのインターンシップということで、1ヶ月弱滞在しましたが、それ以降年末の12月、そして今年の6月に遠野に戻りました。遠野では主にどぶろくを作っている農家でシェフの佐々木要太郎さんという方にお世話になり、お酒作りとお米つくりをお手伝いさせてもらっています。MBAという限られた時間の中で、遠野に行き滞在するという結構な時間を投下してまで、自分がここに戻る理由を書きたいとおもいます。

農作業・ものづくりの大変さやありがたみを体感

遠野ではお米つくりのため田んぼに入り、6月は主に草取りをしていますが、これがかなりの重労働。体を屈めながら草を取る作業を日中に行うと、夏の暑さと慣れない作業ですぐに疲れます。でも、これを何度も体験することによってお米やそれ以外の農作物の大切さや美味しさをちゃんと認識できる。特にこの方はお米を無農薬・無飼料で作っているからすごい。今時そんな農家の方はほとんどいない。理由は簡単で、草取りがかなり重労働でそんなに時間を使いたくないし大変だから。だから、ほどんどの農家は農薬と飼料を使ってお米を育てる。でも、やっぱり味に差が出る。無農薬・無飼料で作ったお米は余計な雑味とか甘さがなく、純粋にお米の味が出てシンプルに美味しく体に優しい味がする。多分野菜でも全く同じことが言える。田んぼに入るまで、オーガニックな農作物は興味があるくらいで真剣に考えたことなんかなかったけれど、今はちゃんと向き合ってできるだけ無農薬・無飼料のものを食べようと思うし、それを使っているレストランにも行こうと思う。 このような意識の変化だけでも遠野に戻る意味はあると思う。

シェフ・どぶろく農家・佐々木要太郎に会いに行くため

どぶろく農家でシェフの佐々木要太郎さんは、食に対するこだわりが本当に強く独特の世界観があり、純粋に素敵な方である。自分は食に対して少しは考えてきたつもりだったが、要太郎さんはいつも食に関する新しい知識とか価値観、味を提供してくれて勉強になる。素材を大切にしている一方、発酵に対する思いも強く、体にいい独特の料理を作ってくれる。東京でもいいレストランはあるけれども、要太郎さんほど独特の考え方を持っている方は少ないだろう。あと一点言及したいのは、シェフでいながら米つくりをして、どぶろくを作っているところ。ここのどぶろくは日本一と言い切っていいほど素晴らしいものだが、このように素材から自分で作って料理もするところは佐々木要太郎を唯一無二の存在にしている所以であろう。以下、彼のサイトであるが、ご興味のある方はぜひ!!

http://tonoya-yo.com/en/doburoku.html

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