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MBA1年目で学びが大きかった授業を紹介!

MBA1年目で学びが大きかった授業を紹介!

IESEのMBA1年目では、Managementに必要なほぼ全ての科目を網羅するようなプログラムとなっております。なので、1年目に広く浅くではありますが、かなり多くの分野をカバーすることになる。一般的には自分のバックグラウンドと異なる分野の科目について最初はついていくのが大変で、特にファイナンス出身者でない方は数字関連の授業に結構苦しめられることになる。自分は幸いにも公認会計士でファイナンスもある程度やってきたので、この分野の授業は逆に楽単となった。笑 そんな自分がMBA1年目で特に学びが大きかった3科目を紹介したいと思います。(バックグラウンドや興味によってこの選択は大きく異なるため、あくまでも自分自身の選択であることにご留意を!)

1 Marketing

多くの人がこの科目をあげるのではないかというのが、Marketing。Marketingの授業は経営戦略にかかわる多くの部分を網羅的にカバーして、会社の全体戦略を考えていくようなイメージです。例えば、5Cや4P等のフレームワーク、価格設定方法等のフレームワークもこの授業で学べます。自分はファイナンス出身で経営やビジネスに直接関わってきたわけではないので、最初の方はそもそもケースを読んでも考えるきっかけがなく、どう戦略を立てて会社をどの方向に進めていけばいいかなんてさっぱりだった。ただ、フレームワークを学ぶことにより情報の整理の仕方・戦略を考える枠組みなどを考えられるようになり、少しではあるがMarketingの基礎を身につけられた気がする。ちなみにIESEのプログラムでは、ちゃんとMarketingと呼ばれている授業が1st termと2nd termにあるが、2nd termはより具体的なMarketingになっていき多少Too much感はあるが(例えば、セールス、商品開発、顧客満足、などのTopic)。

2 Operation

Operationは実際に戦略を現場レベルに落としこんでいく際の改善策や効率化をケースを通じて学習していくもの。具体的には、工場・店舗などビジネスのあらゆる局面を想定し、改善を通じていかに効率・収益性を向上させて行くか等を学び、ボトルネック、段取り管理、待ち行列、在庫管理などの理論をケースを通して学びます。OperationもMarketingと同様に、自分が今まで携わったことがない分野なので、新鮮であり新しい知識がかなり増えた。そういった意味で自分のビジネスに関する引き出しが増えたのも事実で、今は本当の意味でOperationで学んだことを使いこなせるわけではないが、ただOperationに関する課題にぶつかった場合には、この授業に戻って来ればいいんだという心の拠り所というか自分の引き出しの一つになった気がする。

3 Leadership

Leadershipも自分の専門分野とは全く異なったという意味で非常に学びがあった。授業の内容はケーススタディーを通して、自分がケースの登場人物(経営者・マネージャー等)となった気持ちで、企業組織の中で他者をどのように動機付けるか、コンフリクトをどのように解決するか、バックグランドが異なるチームの中で、信頼関係をどのように構築するか、企業文化をいかにして形成していくか等を学ぶ。特に給料や昇格を含めたモチベーションの構築などは、実際に人事戦略を立てるうえで基礎の基礎に当たるが、その辺のそもそも論が理解できたことも大きな学びの一つ。
このように自分がピックアップした分野は、バックグラウンドからかけ離れた新たな学びがあるものが中心である。なので、MBAではぜひ新しい分野の勉強を大切にして常に何にでも好奇心を持って取り組んでほしいと思います!

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