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2週間スペインで隔離生活を送ってよかったと思うこと

2週間スペインで隔離生活を送ってよかったと思うこと

バルセロナで自宅での隔離生活を始めてからはや2週間が経ちました。なんというかあっという間に時間は流れるもので、、しかしながら不幸にも全くコロナの改善の予兆がみられず、最低あと2週間は隔離生活が続くことに。この生活もなかなか精神的に大変だけれども、状況をもっとポジティブに捉えてスペインにいて良かったと思うこともたくさんあります!! というか、こんな状況にも関わらず日本人である私をスペインに居続けさせてくれて少し感謝しなければいけないような気すら。。 そこで今日は海外で隔離生活を良かったと思うことをまとめてみたいと思います。(写真は自己隔離中の誰もいないバルセロナ市内の様子)

これまでの固定概念を壊すことができたこと

自宅に強制的に24時間居なければいけないという状況は、ある意味で強制的に今まで自分の中で絶対だと思っていたことを破ってくれるいい機会になった。例えば、自分は1日のうち最低1時間くらいは外で歩いたり自転車を楽しんだりとかなりのアウトドアで家に1日中ずっといるのが本当に気持ち悪かったのだが、2週間その習慣を壊してみて案外外出しなくてもいけるものだと悟った。最初は少し気持ち悪かったけれど慣れてくれば自宅で運動して健康を保つことも可能だし、これまで週3回は必ず行っていたランニングをなくしてすら精神的・肉体的健康を最低限は保てている気がする。もちろん、できることに越したことはないけれど、例えば長期で雨が降ったり自分の思い通りに外出できなくなったとしても、今後はあまりストレスを感じずに受け流すことができるいい自信になった。

生活がスローになったこと

学校がオンラインになったこと、人との関わり合いが極端に減ったことでたくさんの時間ができた。ある意味スローな生活を送らざるおえなくなった。これまでのMBAライフはとにかく目の前にあることで精一杯で立ち止まって色々思考を巡らすことが難しかったし、忙しさを理由にそれを後回しにしていた感があったけれど、今は強制的に時間ができることで自分の人生についてたくさん考える時間ができた。長期的に心からやりたいことはなんだったけか、どんな家族を持ってどんな生活を送りたいんだっけか、どうやってこの先も勉強し続けるのか、、等々考えることなんか山ほどある。でも、普段の生活ではちゃんとストップして考えることは本当に難しい。だからこれを機会にもう一度自分の人生見つめ直しています。

いつでも当事者意識を持てていること

これが一番影響として大きなことだが、コロナウイルスの当事者意識を常に持てていること。もし自分が日本にいたら、そんなにコロナの猛威に接することなく普通に働いてヨーロッパってたいへんなんだよね!?程度の感覚しか持てない自信があるのだが、、こちらにいて自己隔離していると自分が当のコロナに直面している本人なので強い当事者意識を持って日々生活することができている。多分たくさんの人が感じたことがあると思うが、当事者意識を持つのは非常に難しい。例えば仕事でも自分がオーナーシップを持っていたいものだったりすると、あまり力が入らずちゃんとした成果があげられない。仕事だけに限らず人間関係とかなんでも当事者意識・オーナーシップを持って行動することの大切さはこれまでの人生で嫌という程思い知ってきて、その難しさも経験してきた。スペインはバルセロナ、今コロナの渦中の中にあり国全体がなんとか患者を救い、ひいいては元の生活を取り戻しみんな笑顔で生活する日を心待ちにしている。こうやって助け合いながら日々乗り切って果敢に生活している市民の皆さんと感情を共有できていることは、自分の人生に貴重な経験を与えてくれている。

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